須浪亨商店
須浪隆貴
SUNAMI Ryuki
1993年、倉敷市生まれ。明治19年(1886年)創業の須浪亨商店5代目。子どもの頃からものづくりが好きで、「いかご」を織る祖母を手伝うのも自然な日常だった。岡山市内のデザイン専門学校を卒業後、「いかご」づくりの道へ。高校、専門学校時代は、皮や布を使って靴や洋服を作るなど、ものづくりへの興味は幅広い。
いかごについて
イ草の端材を使って織り機で作る籠。
須浪亨商店は、代々、岡山県倉敷市の地場産業であるイ草栽培に従事し、畳表や花ござを製造していたが、2004年頃から隆貴氏の祖母が「いかご」づくりを始める。もともとは荒物屋で売られていた買い物かごだが、ナチュラルなデザインや風合いが人気となり、ファッションの一つとして愛用するファンが増えている。
おかやま住宅工房
中川 大
NAKAGAWA Futoshi
株式会社 おかやま住宅工房 専務取締役
二級建築士・宅地建物取引士、関西学院大学卒業、趣味は剣道・茶道(裏千家)・スキューバーダイビング・読書。
おかやま住宅工房について
岡山の気候風土や街並みに溶け込んだ家づくりを信条としている「おかやま住宅工房」(岡山市・舞原繁栄社長)。瀬戸内海沿岸という多湿な地域にあって、木を焼いて炭化させた腐食に強い本焼き板(ほんやきいた)と調湿性能があるとされる漆喰(しっくい)を外壁等に多用した住まいは、同社の信条を体現するとともに黒と白の美しいコントラストを生み出している。そして同社ロゴマークのモチーフとなった大胆に流れる屋根からは軒が深く張り出し、またどんな年代でも負担を感じにくい平屋の家を得意としており、無垢材がふんだんに使われたぬくもりある空間と相まって〝暮らしやすさ〟の実感できる家づくりを行っている。